SSC理念
《ソーシャルスポーツとは》
ソーシャルスポーツとは具体的な競技を指す言葉ではありません。
スポーツをきっかけに友達を作ることや、新たな出会いや交流を目的に行われるスポーツレクレーションのことを我々は「ソーシャルスポーツ」と呼び、そのコミュニティをソーシャルスポーツクラブと定義しています。このようなソーシャルスポーツクラブは海外では地域の自治体や企業が支援し、年々広がりを見せています。
《スポーツコミュニティの意義》
日本では、学生時代には「部活動」「サークル」といったスポーツ環境が整っていますが、学校を卒業し社会に出ると途端にスポーツに親しむ機会が激減します。
家庭と職場という2つのコミュニティの行き来しかないという方々も多く、新たなコミュニティを求める声も聞かれるようになりました。
気軽に参加できるスポーツ環境が身近にあることは、適度な運動機会をつくり心身ともに健康を保つ役割を果たします。企業の福利厚生にも活用でき、無理のない範囲で社員の参加を促すことで労働環境や人脈づくりにもプラスになると考えます。
ソーシャルスポーツクラブは、誰もが気軽に参加できるスポーツレクレーションを通じて健康寿命を伸ばし、持続可能な健康社会の創出に寄与します。
《新しいスポーツ文化を創る》
繰り返しになりますがソーシャルスポーツの一番の目的は人生をより豊かにするスポーツを通じた新しいコミュニティを作ることにあり、技術を習得し勝利を得ることだけに重きを置かず、スポーツを通じて人と交流し、新しい出会い、人脈を作ることです。
指導型のスポーツ教室ではなく、ゲーム(試合)の開催を通して交流を図り、体力に自信がなかったり運動が苦手でも楽しめる競技を多数用意いたします。競技性が高く技術の習得に努力が必要な競技スポーツから少し離れた位置で、スポーツ本来の意味である「余暇」「娯楽」という要素を多く含んだレクレーションスポーツを楽しめる環境を作ることは日本における新しいスポーツ文化として定着しなければいけないコンテンツと考えています。
《スポーツからアプローチする共生社会》
ソーシャルスポーツクラブの運営母体である一般社団法人ソーシャルスポーツマネジメントはこれまでパラスポーツを中心とした障がい者スポーツの普及活動のお手伝いをすることで共生社会へのアプローチを続けてまいりましたが、活動の本質は「パラスポーツの普及」ではなく「共生の文化を根付かせるためのスポーツ分野からのアプローチ」です。
パラスポーツが広まれば共生社会になるのではなく、「共生という文化が根付くからこそパラスポーツも当たり前になる」と私たちは考えます。
ソーシャルスポーツを通じてすべての人が「対話」と「工夫」と「選択」ができるインクルーシブの場を提供し、相互理解を深め「共生」の文化を根付かせることが私たちのミッションです。